いぶき寄り添いひろがるプロジェクト

はじめまして。社会福祉法人いぶき福祉会の北川雄史です。普段は法人事務局として活動しています。

当団体は1984年、岐阜市で障害のある人の無認可小規模作業所として誕生しました。1994年に岐阜市初の障害分野における社会福祉法人を設立。「どんな重い障害のある人も安心して豊かに暮らせる地域をつくる。ひとりひとりがかけがえのない存在になること」を基本に、現在は利用者181人、職員165人で充実した活動を行っています。

しかし、福祉をめぐる情勢は年々と厳しい状況となっています。1,103兆円(2019年3月末時点)の国の借金による福祉予算の削減、障害のある人の所得保障(当法人の場合、1か月の利用者の給料は平均1万円程度)など課題はさまざまですが、これからも障害のある人の支援をより深く、より豊かにしていくためには、公金だけでは限界があり、それを補えるだけの財政基盤が必要です。

私たちは、自分たちだけよくなればいいということは考えていません。さまざまな地域でがんばっている他の福祉事業所も元気になっていくことを切に願っています。このサイトを通してみんなと手を取り合い、誰もが当たり前でhappyな暮らしができるといいなと思っています。

この問題の解決に挑む私の志は、以下の記事をご一読ください。
凸と凹「登録先の志」No.1:北川雄史さん(社会福祉法人いぶき福祉会 専務理事)
ここからは、私たちが解決に挑む問題やその解決策などについてご説明します。

1.何が問題か?
★困りごとを抱えた当事者:地域で暮らすのに支援が必要な成人期の障害のある人。在宅で家族と同居していて、福祉サービスを利用している人(本文では「本人」と表記します)
★困りごとを象徴する数字:
・岐阜市在住の知的障害のある人の7割が自宅生活を希望するも、主な支援者が支援できなくなった時、施設入所やグループホームの利用希望が5割を超えている(出所:2018年3月「第5期岐阜市障害福祉計画」)
・知的障害のある人の主な支援者の61.5%が父母で、そのうち60歳以上が42.5%を占めている(出所:2018年3月「第5期岐阜市障害福祉計画」)
当団体が支えたい困りごとを抱えた障害のある人の多くは、自分の思いを表現することが困難なため、ほとんどの場合、就学から卒業後の進路までを家族が決めています。家族は本人にとって、できるだけよい暮らしをと考えていますが、地域での暮らしを支える福祉サービスの質と量(地域資源)が足りないために、思い通りの暮らしを選べない人もいます。また、自分で考えられることのできる障害のある人でも、今まで自分がしてきた経験以外のことを想像することは難しかったり、地域資源を知らなかったりするために、周りから見ると不十分な暮らしをしている人がいます。そのことに本人は一人で気づくことはできません。生まれ育った地域で、支援者の都合で、障害のある人の暮らしが決められています。何も準備していかなければ、家族の疾病や死亡などといった緊急時には、さらに本人抜きで本人の暮らしが決められてしまうという負のサイクルに陥っています。

負のサイクルから抜け出すためには、本人の意思にとことん寄り添い、本人の願いを十分に聞くことが重要です。自分の思いを表現できない人や、自分自身が困っていることに気が付いていない人、どんな暮らしができるのかというイメージを持つことができない人が多くいます。本人にとことん寄り添い、地域や暮らしのことを一緒に学んでいき、本人の願いを引き出し、本人の望む生活のイメージを一緒につくっていきます。そうすることで、本人の暮らしを本人が決める力をつけていくことができます。

本人が望む暮らしを実現するためには、本人だけの力はもちろん、家族や支援者、ひとつの事業所だけではできないことがあります。現在の福祉サービスだけではできないこともあります。さまざまな人や団体を巻き込みながら、居住や就労、所得、余暇などの生活条件を変えていくことで、地域での望む暮らしは実現できるようになります。

その暮らしをモデルとして、地域で暮らしていく人が増えれば、使われている資源が公的に必要なものとして認められやすくなります。本人の望みから地域で暮らすための福祉サービスの質や量が充実していき、住みよい地域になれば、本人は地域の中で自信や誇り、役割意識を持てるようになります。
2.誰と解決するか?
★先行事例:社会福祉法人訪問の家(神奈川県横浜市)―重い障害のある方の願いをとらえて地域生活を実現させる実践を長く行っている。
地域で暮らすのに支援が必要な成人期の障害のある人、特に在宅で家族と同居していて、福祉サービスを利用している人たちは、家族からの支援が得られなくなった後の暮らしに困難を抱えています。

岐阜市在住の療育手帳を持っている人の7割が自宅生活を希望するも、家族が支援できなくなった時には5割が入所を希望しているように、本人の希望通りに生活できない状況があります。また、主な支援者の61.5%が父母で、そのうち60歳以上が42.5%、多くの成人期の障害のある人にこの状況が間近に迫っています。

当団体では、障害のある人が意思決定に基づいた暮らしが実現できるように、本人にとことん寄り添うことを大切にしています。

そのためには、本人の給料と年金で暮らしていけるように、就労支援事業所や年金事務所、行政、社会福祉協議会等との連携が必要です。また、地域でいきいきと暮らしていくためには、相談支援事業所やヘルパー事業所、ショートステイ事業所、医療機関等も欠かせません。さらには、地域の理解や共感を育むために、地域の各種団体等を通した地域住民との交流も重要です。障害のある人の暮らしを支えていくために、他機関との連携を積極的に働きかけ、信頼関係を築いていきます。
3.どう解決するか?
★ビジョン(あるべき社会の状態):どんな障害のある人も、生き生きと暮らしていける地域社会
★ミッション(自団体が果たす役割):障害のある人とその家族、職員、地域の人たちが力を合わせて、以下の役割を担う。
(1) 労働を通して障害のある方の発達を保障する。
(2) 障害のある方の生活体験を広げ、人間らしく豊かな生活を目指す。
(3) 障害のある方の権利保障を追及する。
当団体は、どんな障害のある方も、生き生きと暮らしていける地域社会を実現するために、ロジックモデルの(1) 作業援助、(2) 生活支援、(3) 地域交流の3つを実施しています。

(1) 作業援助では、当事者が自分の給料と年金で暮らしていけるように、いぶき福祉会で販売している商品が地域で認められ、商品が売れる状況をめざします。商品が売れることで仕事にやりがいを感じ、生産量が増え、さらに販売量が増えていくような好循環を生み出していきます。

(3) 地域交流では、障害に関係なく、地域住民同士がお互いに認め合う地域となっていることをめざし、当団体と地域住民が交流する機会を増やしていきます。

(2) 生活支援では、すべての当団体の利用者が地域で実現したい暮らしを選び、いきいきと暮らしていける状況をめざします。そして、「1.何が問題か?」の中にある『変化の法則』を実行していきます。

(2) を実現するために、2019年度からは「いぶき寄り添いひろがるプロジェクト」を新たに立ち上げ、寄付を募りながら、意思決定支援や地域連携、人材育成にチャレンジすることにしました。
4.“志金”のつかいみち
上記の「3.どう解決するか?」を実現するために、2019年度は以下の3つの活動に取り組みます。

活動(1) :当団体のスタッフや他の福祉サービス事業所職員、家族等に向けて「意思決定支援セミナー」を行います。セミナーは地域の方にもご参加いただけるよう、公開でも行っていきます。

活動(2) :本人とともに暮らし方を学ぶため、当団体のスタッフを対象とした「先進施設の見学」を行います。見学は他の福祉サービス事業所職員にも参加を呼びかけていきます。

活動(3) :当団体に関わる障害のある人や関係者だけでなく、地域の支援者がいろいろな暮らしのイメージが持てるよう、「あったらいいなワークショップ」「暮らしを学ぶ会」等を開催します。
私たちの願いは、障害のある人もない人も、誰もが生き生きと暮らしていける地域をつくることです。でも、地域に暮らす人や岐阜市の障害のある人全員の幸せを一度に、私たちだけの力でつくり上げることはできません。だから、まずは当団体の身の回りから始めたいと思います。

2029年、当団体に関わるみんなが地域で生き生きと暮らすことができていたら、その地域は誰にとっても住みやすい地域になってきているはずです。日常の暮らしで障害のある人を見かけることは多くなってきたと思いますが、やはり少数派です。社会的弱者と呼ばれる人たちが生き生きと暮らしていけるということは、地域の中で小さな声も大切にした丁寧な対話が積み重ねられたということ。お互いに声を聴き、お互いに助け合える社会づくりに、そのスタートとしてこの活動に参加してみませんか?

※社会福祉法人いぶき福祉会へのご寄付は、税制上の優遇措置を受けることができません(2019年7月現在)。

支援者 1人

このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援者がプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。またこのプロジェクトは月額課金型になります。


500 円 /月

配送方法:郵送

(1) 本プロジェクトで支援した障害のある人からのお礼の手紙(年1回)
(2) 成果報告書(年1回)
(3) Facebookグループページ「いぶきサロン」への登録

1,000 円 /月

配送方法:郵送

(1) 本プロジェクトで支援した障害のある人からのお礼の手紙(年1回)
(2) 成果報告書(年1回)
(3) Facebookグループページ「いぶきサロン」への登録
(4) オリジナル商品のプレゼント(年1回)

10,000 円 /月

配送方法:郵送

(1) 本プロジェクトで支援した障害のある人からのお礼の手紙(年1回)
(2) 成果報告書(年1回)
(3) Facebookグループページ「いぶきサロン」への登録
(4) オリジナル商品のプレゼント(毎月)