「みんなでこそだての輪プロジェクト」2020年度報告&ページ更新のお知らせ
2021年09月15日
いつも特定非営利活動法人Chance For Allをご支援いただき、誠にありがとうございます。
いただいたご支援は、放課後から「生まれ育った家庭や環境で、その後の人生が左右されない社会」の実現のため、奨学制度に活用させていただいております。
今後もめざす社会の実現のために、支援の輪を広げてまいります。
引き続き、ご支援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
「みんなで子育ての輪プロジェクト」の2020年度の事業のご報告と収支のご報告です。
■2020年度事業報告
2020年度は世界中・日本中がコロナウィルスの感染拡大という未曽有の事態に陥り、非常に大きな変化のあった1年でした。CFAももちろん例外ではなく、コロナウィルスの感染拡大の影響を大きく受けた1年でした。
こどもたちにとって成長の機会が奪われるばかりの中、今しかないこどもたちの生活や成長を守るために最大限挑戦した1年でした。
【こどもに関する活動】
・オンラインプログラム「しゃかチャレ~社会課題にチャレンジ~」の実施
コロナの感染拡大により例年通りのイベントや行事ができず、全国の小学生を対象に無料のオンラインプロジェクト「しゃかチャレ~社会課題にチャレンジ~」に挑戦。半年におよぶプログラムに、200人以上のこどもが参加し、自分たちならではの観点で、社会課題の解決にアクションを行いました。
・CFAアセスメントの作成、実施
こどもたちを比較評価するのではなく、一人ひとりのこどもの成長を応援していきたい。
そんな考えから生まれたCFAアセスメントを作成。
半期に一度、こども自身が自身の成長を実感するセルフアセスメントと、職員によるアセスメントを行い、保護者面談にて保護者のみなさんに共有しています。
・奨学制度の利用者の拡大
奨学制度を導入して2年目。
多くのみなさんからのご支援により、2019年度は3家庭だった奨学制度の受け入れ家庭を、2020年度は9家庭まで増やすことができました。
【保護者に関する活動】
・保護者アンケートを実施
子育て家庭が孤立しないためには、その家庭の状況を理解してサポートしてくれる相談相手の存在が重要だと考えています。
子育て家庭の現状を把握するため、一般企業と共同でアンケート調査を実施。
「子育てに困ったとき、誰に相談しますか?」という項目に対して、一般企業では「学童の先生」と回答した方が10%だったのに対して、CFAKids保護者は42.25%という結果を得ることができました。
CFAがめざしている「保護者とともにこどもたちの成長を見守る」という役割を一定程度果たせているという結果を得ることができ、大きな励みとなりました。
【地域、専門機関、企業との活動】
・地域との連携:
地域との活動はコロナのため、ほぼ実現することができませんでした。
一方で、2021年度に向けて新たな取り組みの準備を行いました。
・専門機関や企業との連携:
代表の中山が日本放課後児童指導員協会の理事を拝命。また、新しい企業様とのつながりができたり、新しい企画を行ったりと活動の幅を広げることができました。
■収支のご報告
活動①、②
奨学制度の拡大
前述のとおり、みなさまをはじめ、多くのかたからのご支援をいただき、2019年度は3家庭だった奨学制度の受け入れ家庭を、2020年度は9家庭まで増やすことができました。
活動③
奨学制度を利用されている方へのアンケート調査を実施。
寄付者のかたへのメッセージもいただきましたので、ご紹介します。
(一部抜粋、また個人が特定されないような形に編集を加えています。)
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いつもお世話になり、大変ありがとうございます。
奨学制度を利用するにあたり、非常に悩みましたが、こどもの〝CFAKidsに行きたい 〟との一言でお願いする決心をし、現在に至ります。
一時期、自分自身が望んでいない環境の中、どのようにこどもを育て、守るのか真剣に考え悩んでおりましたが、奨学制度を利用させていただいたことで視野が広くなったと感じております。
こどもはまだ詳しいことは知りませんが、理解できる時期が来たら、たくさんの方々に支えていただいた事を必ず伝えようと思います。そして、感謝と恩返しができる人に成長して欲しいと願っています。
私の子どもには、夢があります。その夢を叶える為に、日々学んでいます。
大人になって、自分の幸せだけではなく、人の為にも自分を生かしたいという選択を考えるようになりました。
たくさんの方に支えられて、今があります。直接お礼をいうことはでき
ていませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます
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2021年度も引き続き、「生まれ育った家庭や環境で、その後の人生が左右されない社会の実現」をめざし、ひとつひとつ取り組んでまいります。
引き続き、ご支援いただけますと幸いです。
2020年度収支報告