【地域金融関係者向け】組織課題解決ワークショップ@オンライン・第7回


組織課題解決ワークショップ@オンライン・第7回を開催しました

2022年02月02日
2021年から奇数月に開催する「組織課題解決ワークショップ@オンライン」の第7回には、地域金融に携わる11名のみなさまにご参加いただきました。

参加者の主な属性は以下の通りでした。
・居住地:栃木県、東京都、山梨県、長野県、岐阜県、京都府、熊本県
・所属:地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合、その他等

ゲストには、認定NPO法人コクレオの森の藤田美保さんと岡本智子さんのお二人をお招きしました。

今回のテーマは「2024年11月30日までに7,000万円を寄付で集めるには?」。コクレオの森は大阪府箕面市でオルタナティブ・スクールを運営している団体です。学校法人化に向けて2年分の運転資金(最低でも1億3千万円)が必要で、あと3年弱で7,000万円を集めるにはどうしたらよいかを模索しています。

3~4人1組のグループで宿題のプレゼンテーション動画に対する感想や質問を話した後、藤田さん、岡本さんにみなさんから出た質問に丁寧に答えていただきました。以下のようなやり取りがありました。

●Q:融資では難しい?
⇒大阪府の規定で、学校法人化には借入金ではNG。基金で寄付を集める必要がある。校舎の改修等では融資の可能性はある。
●Q:7,000万円集めることの難易度は? 
⇒過去に大口の寄付をしてくれた人が今回も申し出てくれているが、目標の1億3千万円もかなり低く見積もった金額で、資金を調達するための活動資金も必要なので、より多くの寄付を集める必要があると思っている。これまで企業からの寄付を集めてこなかったので、企業への声かけが下手だと感じている。
●Q:ベンチャー企業は名だたる企業からピッチ大会等で資金を集めている。理解のある企業を選定する必要があるけれど、企業側がコクレオの名を消費するようなことは許容できる? 
⇒許容できると思っている。仲間づくりとしてどう考えるか次第ではないか。

その後、再び小グループで「2024年11月30日までに7,000万円を寄付で集めるには?」を話し合っていただきました。個人ワークでアドバイスを書いていただくと、参加者のみなさんからはさまざまな提案が届きました。

●当面の7,000万円に留まらず、さらに育っていってほしいです。人数が増えていっても理念を共有していくための工夫、巣立った卒業生が実社会で活躍するまでを支援していただきたいです。
●共感者を消費者にしない。参加者にする。寄付者の正しい責任を果たしてもらうために、寄付者の参加を促す。
●大阪府や箕面市の地域エコシステムにどう貢献できるか、しているかを可視化できるといいなと思いました。
●共感力を背景に、ステークホルダーの巻き込みを図ることができれば、“志金”は集まると思います。次の校舎を建てる時に、クラウドファンディングの利用はしっかりはまると思います。(メディア露出等の機会も増え、よりお金が集まると思います。) 「コクレオの森」を支援すること自体がSDGsにつながる文脈の下、企業寄付を集める。また、地元企業をまずは訪ねてみるのがよいかもしれません。

最後に、終了後のアンケートで参加者のみなさんから寄せられた感想の一部を紹介します。参加者のみなさんがコクレオの価値をとても高く評価してくださったことを実感しました。

●まったく違う分野の方のお話を聴くと学びのアップデートになります。
●将来の日本を立て直す、人間力を育む新たな教育。5年後の学習指導要領にオルタナティブ教育が盛り込まれていることを願います。
●法人スポンサーとの関係性や、寄付をする側と受ける側のお互いが自己実現したいことについてどのように共感し合えるか、探求する機会になりました。
●お話をお聞きして、参加して知恵を出すのがこんなに楽しいんだなぁとワクワクして、あっという間の時間でした。コクレオの森さんが学校でされていることは子どもたちだけならず、今の大人にも大切な本質的なことだと思います。自分で考えて行動する。シンプルですが、現代社会では実に難しい。コクレオの森の子どもたち、保護者、先生方の今までのご経験や蓄積が財産だと感じました。

次回は2022年3月9日(水)に、愛知県岡崎市で家庭生活支援、放課後等デイサービス、子ども食堂などの事業を通じて困難な状況にある親子の支援に取り組まれているNPO法人葵風理事長の月東佳寿美さんをゲストに開催します。ワークショップ当日に相談したい組織課題は「子ども(と親)のお金の教育(金銭管理等)をどうしたらよいか?」を予定しています。

ソーシャルビジネス支援に関心のある地域金融関係者のみなさまのご参加をお待ちしています。
https://deco-boco.jp/projects/view/35

現在の支援金額 25,000 円

支援者 15人

残り時間 終了

本プロジェクトは、ログインしてお気に入り追加や支援をすると、「活動報告」更新時に通知メールが届きます。
また、支援者による支援の申し込みが完了した時点で、凸と凹登録先が支援金の提供を受ける契約が成立するものとします。


1,000 円

13 人

配送方法:メール

●『お金の地産地消白書2020』を持っている方
(1) 「組織課題解決ワークショップ@オンライン」参加者限定のFacebookグループページへのご招待

2,000 円

2 人

配送方法:郵送

●『お金の地産地消白書2020』を持っていない方
(1) 「組織課題解決ワークショップ@オンライン」参加者限定のFacebookグループページへのご招待
(2)『お金の地産地消白書2020』1冊