2025.1.08 活動報告① 子どもたちに居場所があるということ
2025年01月08日
皆さま、日々温かいご支援、本当にありがとうございます。
今回は、私たちが日々感じていることについて。
様々な観点がありますが、その中でも今回は子どもの社会的孤立を無くしていくこと、言い換えるならば「子どもに居場所があること」の重要性について。
現状34万人以上の子どもたちが不登校と言われています。これは27人に1人が不登校ということになります。年々不登校が増加傾向にある中、学校という一つの大きな居場所を失った子どもたちは、孤立に陥る可能性が高いです。
かつてのように不登校(孤立状態)は珍しいことではなく、誰にでも起こり得るごく身近なことになっています。孤立状態にある子どもたちが、皆さんのごく身近にいるという訳です。
そこで重要になってくるのが、子どもたちにとっての多様なセーフティーネットです。人と繋がれる場所、安心して過ごせる場所、自身を認め肯定してもらえる場所の存在が子どもたちを救うのです。
孤立している子どもたちが居場所を獲得できるように、また孤立の未然予防のために私たちが実施しているのが「ナイトステイ」です。ナイトステイは、夜間の無料の居場所で、誰もがアクセスできます。学校に行っている子、フリースクールに行っている子、不登校で家で過ごしている子など、様々な立場の子どもたちが、夕食を共にし、遊びや交流を通して元気になっていきます。
子どもたちの居場所であり、人と繋がることである種の生きていく力を蓄える場所になっています。
あれほどにも元気がなかった無気力だった子どもたちが、見つけた居場所で人と繋がり、遊び、過ごすことで、今や没頭できるような好きなことが見つかったり、目標に向かって学習に取り組んだりしている訳です。
安心できる「居場所」が原点となって、子どもたちは未来を切り開いていきます。
「子どもに居場所があること」がどれだけ大切なことかを、日々身に染みて実感しています。
さて、ナイトステイですが新年1回目は1/10(金)です。昨年も継続してナイトステイを開催してきましたが、今年も変わらず継続して安心して過ごせる居場所を子どもたちに提供していきたいと思います。居場所が継続して保証されていること、凄く重要だと思います。
継続して子どもたちに居場所を提供していけるよう、今後ともどうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。