【お知らせ】「いけプロ@とかち」2024年度報告&ロジックモデル2025へ更新
2025年09月04日
表題にあります通り、このたび「いけプロ@とかち」の2024年度の報告とロジックモデル(資金の活用内容)を2025年版に更新いたしました。
これは、これまでの活動を踏まえ、今後の取り組みをよりわかりやすくお伝えし、ご支援いただいている皆さまに透明性を持って報告するためのものです。
日頃より温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。今後とも、子どもたちの未来につながる活動に取り組んでまいります。
■2024年度事業報告
2024年夏、北海道で暮す医療的ケア児の未来を拓くプロジェクトinとかち通称「いけプロ@とかち」がスタートしました。昨年中は凸と凹のサイトから、本事業の概要や目的を知って頂き多くの共鳴と応援のメッセージを頂きありがとうございました。又、マンスリーサポーターとなってくださった皆様には深く感謝申し上げます。
2024年度プロジェクト活動の詳細
6月
■第1回医療的ケア児等支援部会会議参加
⑴ 令和6年度 医療的ケア児等支援検討部会の取り組みについて
8月
■家族会の名称決定「ピリナの会」
9月
■家族交流企画「大運動会」開催
10月
■特定非営利活動法人かしわのもり様 鹿追町 日本財団助成事業「レンガの家」視察
■第2回医療的ケア児等支援部会会議参加
⑴ 支援ガイドブックについて
⑵ 医療的ケア児実態調査について
⑶ 医療的ケア児のケース報告
12月
■第3回医療的ケア児等支援部会会議参加
⑴ 保育所入所
⑵ 移行期医療
⑶ 訪問入浴
■保護者会ランチ会開催。小学校の就学、帯広市と他町村の違い、医療費助成、障害者手帳、児から者への移行期に当たるトランジション問題などの科情報を共有しながら親睦を深めました。
2月
■第4回医療的ケア児等支援部会会議参加
⑴ 報告・情報共有
⑵ 医ケア児実態調査、支援ガイドブック、プロジェクト活動等
⑶ 次年度 部会活動の計画
〔マンスリーサポーター〕
収入の部
「いけプロ@とかち」のプロジェクトが掲載されている凸と凹のサイトより、マンスリーサポーターを募り、心あたたかなご支援を賜ることができました。
2024年度の収入はマンスリーサポーター様からの269,028円でした。
支出の部
2024年度のプロジェクトを遂行するにあたり活動資金として158,542円を使用しました。
残110,486円は次期繰越といたします。
➀ショートステイのシミュレーションとしてお泊り会の費用
23,364円
②プロジェクト広報、宣伝としてパンフレットの作成、デザイン料、印刷代などの事務費
93,036円
③事務局人件費
42,142円
④繰り越し金
110,486円
【ロジックモデル2025】変更箇所を記載します。
3.どう解決するか?
★ビジョン(ありたい社会の状態):どんなに障がいが重くても安心して生まれた街、地域で暮らしていける社会
★ミッション(U-mitteが果たす役割):重症児者・医療的ケア児者とその家族を真ん中に、共に歩む
U-mitte が掲げるビジョンの実現に向けて、2024年度から「いけプロ@とかち」をスタートしました。2025年度はお泊り会やお泊まらない会の実施に加え、ICTツールを活用して、重度障害児者の意思決定・一人暮らしに必要な力に繋がるよう、ICT事業部を創設します。更に、地域の医療機関との関係性つくりは、移行期医療の取り組みとして帯広市医療的ケア児等支援部会と共に行って参ります。
SDGsの目標年である2030年度に向けて以下を長期成果とします
●社会人となった子どもたちは独り暮らしをすることができる
●親は介護やケアだけでな い人生を選択できる。き ょうだいは人生の選択を 安心してできる
●家族のさまざまな選択肢が生まれ、地域で安心して豊かな暮らしができるようになる
成果達成のため
2028年度までに夜間も安心して泊まれるショートステイのある複合型拠点施設の開設をめざします。
2025年度には新たに重度訪問介護を取り入れ、通所と訪問で当事者の日中を支えます。
この支援を通して、重症児者を支えるプロチームとなるべく、人財の確保や育成に取り組みます。個別性の高い子どもたちには乳幼児期からかかわり、大人になってからも支援が途切れることなく受けられることが、子どもたちや家族だけでなく、支援する側にとっても最大の安心と自信につながると考えています。
また、家族会を発足し、家族同士の交流を後押ししてニーズを感知し、家族とともに未来に向かって歩みを進めます。その他、多様な関係機関との連携と協議の場に参画し、地域が一丸となれるような関係づくりに努めます。
4.“志金”のつかいみち
みなさまからご支援いただいた“志金”は、いけプロ@とかち(北海道で暮らす医療的ケア児の未来を拓くプロジェクトinとかち)がめざす、ショートステイのある複合型拠点施設をつくるための準備に活用させていただきます。
(1) 視察・調査
医療的ケア児を受け入れているショートステイを運営する施設への視察や、当事者家族のニーズを把握するためにアンケート調査を実施します。視察後のレポートや調査結果はホームページに公開します。
(2) ショートステイのシミュレーション
重症児デイサービス内でのお泊り会を開催します。ホームページやSNS等を通して活動報告を行います。
(3) 啓発・広報
プロジェクトの発信や報告、地域や支援者への啓発活動を行います。
・事務局の立ち上げ
・関係各所への訪問・説明
・プロジェクトの資料作成(図面作成・年次報告書の作成・事務費用)
・研修や勉強会の講師誘致
・HP開設やメールマガジンの開設資金
「参加呼びかけメッセージ」
重い障がいや医療的ケアがあっても、住み慣れた地域で愛する家族と安心して暮らしていくために
このプロジェクトを立ち上げました。
重症児の親の多くは「手のかかる子で申し訳ないから」と感じて安易に助けてを言えずにいます。それでも自分だけが頑張ればいいというのは、家族の自立を返って妨げているのではないかとも感じます。頼ることも自立であり、頼れる人がいることも実感して欲しいのです。U-mitte の活動以外にも、ご支援くださるみなさまからの応援はとても励みになります。
頂いた大切な“志金”は、このプロジェクトの遂行のために役立てさせて頂きます。
応援よろしくお願いいたします。