「にもプロジェクト」3事業の進捗報告
2025年11月21日
支援センターあんしんが社会問題解決に向けて、志のある皆様の応援を得て取り組んでいる「にもプロジェクト」3事業の一つ「あんしんチケット事業」が基本的な体制を整え、今秋から本格的な運用を開始させて頂きました。
同事業は、マンスリーサポートやふるさと納税など当NPOに対する寄附金に対する返礼品として、千円の「あんしんチケット」を金額に応じて返礼し、あんしんを応援して下さる十日町市内の事業所(あんしんTP購入やあんしんらんどりー利用企業など)のうち、地場サービスを持ち旅行客に喜ばれると思われ、チケットの使用承諾を得た所で使えるシステムです。
ささやかな地域貢献として承諾参加企業の売上増に寄与し、主に市外からの関係交流人口の増加につなげる狙いです。将来的には、「ふるさと納税十日町市」のあんしん返礼品としても「あんしんチケット」の掲載を目指す計画です。
お陰様で、飲食に26社、宿泊・入浴施設に12社、買い物に9社、体験に2社、その他に3社と、計52社の方からチケット使用のご承諾を得て事業を開始しました。
農福連携の「マッチング支援事業」は既に先行しており、地域内の働き手不足の事業所と障がい者の時間単位の様々なマッチングを進めています。出荷作業や収穫作業、除草作業や給食配食作業、らんどりー作業や枠洗い作業など、季節に応じた様々な作業を農福連携コーディネーターとして取組ませていただいています。
3事業の最後「帰る旅事業」も既に先行しており、当NPOのワークセンターやきぼうワークスで一定時間働くことで、所有するゲストハウス「SOBaiNaRi」に無料で泊まれる仕組みです。リクルートのじゃらんリサーチセンターと雪国観光圏で共同運用しており、「ただいま」と訪れる第2故郷の形成と交流人口の増加、最終的には移住者増にもつなげたいと願っています。
消滅可能性自治体の十日町市。人口減少による急激な社会変化が進み地場産業は衰退。当NPOの工賃向上努力だけでは歯止めにもならず、この状況を何とか打破できないものかと開始した「にもプロジェクト」。その現状を報告させていただきました。