「イチイ」からあふれ出る春の色合い
2020年05月05日
みなさん、「イチイ」という木をご存知でしょうか。
九州南部及び沖縄を除く日本全国に分布する
イチイ科イチイ属の常緑針葉樹です。
まっすぐに伸びる幹と綺麗な円錐形を保つ姿が美しく、
庭園の主木、生垣等によく使われています。
岐阜県の県木で、イチイを原材料とした飛騨の「一位一刀彫」は
国の伝統工芸品に指定されています。
そんな「イチイ」を、第二いぶきの近所に住む職員の家から譲り受け、
さっそく染液にしました。
イチイを枝と葉っぱに分けて煮出してみると、
ちがった色合いの染液ができあがりました。
光に当ててみると、枝の染液は赤みがかった色。
葉っぱの染液は淡い黄色です。
同じ「イチイ」からできた異なる色合いの染液で、
それぞれどんな色合いのストールになるのか、
工房の仲間もワクワクしながら染め上げていました。
枝からはピンク、葉からは黄色。
異なる色合いながら、どちらも優しい穏やかな風合いに仕上がりました
ポカポカと気温も高くなり、すっかり春の陽気を感じる季節になりました。
そんな春らしさを感じさせてくれる、イチイのストール。
ぜひ、一緒にこの季節を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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