とある校舎では、先週玉ねぎの皮で草木染めをしました。
草木染めとは、野菜や草花などの植物に含まれる自然の色を使って、糸や布を染めることです。
今回は身近な野菜である玉ねぎの皮を使いました。
草木染めをすることを決めた時に玉ねぎの皮を集めることを伝えると、こどもたちは目をパチクリ。最初はどのようなことをするのかをイメージするのが難しい様子でした。
まずは玉ねぎの皮を鍋に入れ、お湯で煮出して染料液を作ります。
その間、模様をつけるため、布(タオルやおしぼり、Tシャツなど)を輪ゴムでくくるこどもたち。くくり方によって、いろいろな模様になります。
布を棒状にしたり、タコの頭のようにしたりしてくくったり、ひたすらぐるぐる巻きにしてみたり。輪ゴムのくくり方を思い思いに工夫して楽しんでいました。
輪ゴムでくくった布を鍋に入れ、ぐつぐつと染料液の中で煮ていくと、薄い茶色に染まります。
その後、焼ミョウバン液に浸すと鮮やかな黄色に!
染まった布から輪ゴムを外すときには、こども一人ひとりから最高潮のワクワクドキドキ感が伝わってきました。
化学染料で染めるのと異なり、染め上がった布は、どの色もやわらかく安らぎを感じる自然の色で、自然の偉大さ、美しさ、不思議さを教えてくれました。
「弟にあげるんだ!」、「パパの誕生日があるんだよ。」、「家族みんなで使いたい。」と、作品の使い方をそれぞれ考えていたこどもたちでした。
草木染めという自然との新たな出会いを喜び、お家の人に「できたよー」と伝え、大切な人に「プレゼントにしたい!」という発想や行動が最高に素敵でした!
■過去のCFAKidsの活動はこちら
http://cfakids.blogspot.com/?m=1