【CFAKidsのまいにち:ふわふわ言葉とチクチク言葉】
2022年09月22日
PSP(ピースフルスクールプログラム)という、他者との関わり方で大切なことは何か?を一緒に考えていくプログラムを先週行いました。
ピースフルスクールプログラムとは、こどもたち自身がコンフリクト(対立)の解消の仕方を学び、民主的な組織を作っていくためのプログラムです。もともとは学級崩壊やいじめの問題に直面していたオランダで開発されたプログラムで、オランダでは約600の学校に採用されています。
今回のテーマは”ふわふわ言葉とチクチク言葉”でした。
言葉には相手が言われてうれしい気持ちになる言葉と、相手が悲しい気持ちになってしまう言葉があることを説明。
こどもたちには「ふわふわ言葉の劇」と「チクチク言葉の劇」を見てもらい、それぞれでどのような結果が生まれたのか、ケンカが起こった原因やどちらがピースフルであったのかを考えてもらいました。
チクチク言葉の劇を見てもらうと、チクチク言葉で話しかけられると、相手も苛立ってしまってチクチク言葉を使ってしまい、結果、ケンカになってしまうことがあることを伝えました。
「最初にチクチク言葉を使った方が悪い」「でも、言われてイライラしたからって、言い返すのはよくない」などの意見が出ました。
一方、ふわふわ言葉の劇を見てもらうと、「お互い相手のこと褒めていて嬉しそうだった」「ふわふわ言葉は優しい気持ちになれるね」などの声がありました。
相手を悲しい気持ちにさせるチクチク言葉を使うのではなく、ふわふわ言葉をたくさん使い、一人ひとりがしい気持ちで過ごせることが素敵なことだと伝え、みんなには自分が思うふわふわ言葉を紙に書き出してもらいプログラムを終えました。
これから、こどもたちもお互いふわふわ言葉で伝え合えるよう意識していってほしいと思います!