めぐるの木村です。
2021年から奇数月に開催する「組織課題解決ワークショップ@オンライン」の第2回には、地域金融に携わる9名のみなさまにご参加いただきました。参加者の主な属性は以下の通りでした。
・居住地:東京都、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、京都府
・所属:地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、金融庁、元信用保証協会
参加者の自己紹介リレーからスタートし、ゲストの
NPO法人Chance For All(以下、CFA)代表理事の中山さんから、CFAがどんな団体なのか、何をめざしているのか等をまずはお話いただきました。
2~3人1組のグループで中山さんのお話に対する感想や質問を共有いただくと、「教育は人が最も大事だと思うけど、理念をどうやって共有しているのだろう?」「どんな方がCFAに集まっているのだろう?」「新型コロナの影響で学童のニーズは高まっているのではないか」「どういう人を育てたいと思っているのだろう?」といった声が寄せられました。
これらの質問に丁寧に回答いただいた後、中山さんから改めて今日相談したい組織課題をお話いただくと、「創業からずっとがむしゃらに活動してきたが、これまでのやり方で持続可能なのか。もう少し効率化するために、運営面のマニュアル化をどう進めたらよいか」という悩みを打ち明けていただきました。
その悩みをどうしたら解決できるか、参加者同士で再び話し合っていただくと、「現場と他の業務を兼務している職員の方が多いので切り分ける、もしくは現場の仕事を減らすことは難しいだろうか」「1週間の業務の日報をつけて、どんな業務にどれだけ時間がかかっているかを把握できるとよいのではないか」といった提案が出てきました。
中山さんからは「職員一人ひとりの状況も創業時から変わってきているので、今日いただいたアドバイスも参考にこれから変えていきたい」との感想をいただきました。
参加者のみなさんに最後にアンケートを取ったところ、「組織の現状や課題を共有する会と、解決に向けたアイデア出しや提案する会の2回に分けるのはどうでしょう。1回目と2回目の間に何か生まれるかも」とのご意見をいただき、参加者の方がソーシャルビジネス事業者を応援しようと前のめりに考えてくださっていることを実感しました。
次回は2021年5月12日(水)に、岐阜県岐阜市で障害福祉サービス事業を行っている
社会福祉法人いぶき福祉会の北川さんをゲストに開催します。ワークショップ当日に相談したい組織課題は
「生産性向上ではない工賃アップの方法」を予定しています。
ソーシャルビジネス支援に関心のある地域金融機関役職員のみなさまのご参加をお待ちしています。
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