毎週土曜日朝食支援
2022年11月14日
朝食と花
土曜日、祭日には必ず早朝に朝食を食べに来る子と前の週には少し言い合いになった。
暴力と、いじめについて。
正当化するために相手を責め、暴力を振るう事になり、孤立化してしまった親を見て育った子は
また同じ事を繰り返す。
親子揃っての話し合いでは、お互い自分の意見が正しいと言い、相手の意見が違うと言う。
親を大切に思う気持ちも理解できる
しかし親が必ず正しい判断できるばかりではない。
など。
下手をすれば親は国に強制送還され
子は児相行きになるか?
と日々心配される子だった。
お金を貰ったり自分に都合が良い人は、良い人と捉えるところがあり
繰り返す話しに少し力が入ってしまった。帰宅する後姿に
言い過ぎた?タイミングが悪かった?とか反省をしたり落ち込んだり。
自分の余裕の無さ?焦り?来週から来ないかもしれないと
かなり落ち込む。
しかし
その次の週から彼は学校に毎日通う事が出来るようになった。土曜日学校で作ったアレンジ花をスーパーの袋に入れいつもと同じ早朝、まだ暗いうちからご飯を食べにやってきた。
ホッとしたのと、びっくりしたのと、嬉しいのと、
彼に心配していた気持ちや花を貰った嬉しい気持ちを順に言葉として伝えると彼もとても嬉しそうであった。
実はこの花は母に渡すが「ゴミになるからいらない」と言われてしまった物だった。
不器用な子どもたちは
親たちも、また同じ。言葉の表現が上手くできない為なのか手が出る方が早いのであろうが
課題はまだまだたくさんでも、とりあえず、毎日きちんと学校に行き、続けて来てくれて一週間の報告をしてくれている事、感情を表現できた事が
土曜日、夏休み毎日の朝食支援での小さな成果と大きな安堵と喜びでした。