訪問型物づくり支援では、ご自宅を訪問して物づくりによる社会参加やボランティア活動の支援をしたり、
お一人で作業する事が難しい方のお手伝いをしています。
それぞれご病気の有無や生活環境が違うため、一人一人に合った方法や訪問ペースで支援を行っています。

ご自分の体に合う、大好きなキャラクターのアームスリングがほしい！と願っていた、片麻痺がある参加者さん。
せっかくなのでご自分で作ってみませんか？とお誘いし一緒に作業しました。

ご自宅にあるスリングを元に寸法や縫う順番をご本人が考え、手探りで制作していきます。
私たちは待ち針など細かい作業をお手伝いしましたが、
ご本人はスタート・ストップを押したり、ステッチ幅を考えたり、布を手で押して縫製を補助したりと、
積極的に作業されました。

全３回の制作時間で２つのスリングを完成させる事ができました。
ミシンで少しずつ縫っていくのは地道で根気のいる作業ですし、体力も使います。
作業を通してご自分の力で形になっていく事に楽しさを感じたり、
「直線縫いで形になっていくのが楽しい」「他にも何かやってみたい」と
意欲的な気持ちで継続できたことで最後まで諦めず完成につながりました(^^)