こどもと社会がつながり合うこと
2023年01月07日
初めまして、NPO法人寺子屋方丈舎の鈴木と申します。
私たちは、福島県会津若松市でフリースクールを運営し、小学生から高校生までのこどもを対象に学校外の学びの場を提供しています。
「不登校」といったときに、その原因として皆様の頭の中にどんなものが浮かぶでしょうか?
こどもが学校に行かなくなったとき、明確な要因が存在する場合もあれば、存在しない場合もあります。
こどもたち自身も、なぜ行かないのか?と問われて、答えられないこともしばしばです。
そんな時、周囲の大人が出しがちな結論として「無気力」という言葉があります。
しかし、こどもが元から無気力な存在として生まれてきているわけがありません。
気力が無いのであれば、それには理由があるはずです。
つまり、そのこどもは人生のどこかで、気力を削がれるだけの経験をしてきているということ。
気力を削がれていては、「何かをしよう」という気も起きず、社会に参画していくこともできません。
では、どうしてゆけば良いのでしょうか?
こども一人ひとりの興味のかけらを拾って、それを深めていく場が必要です。
こどもの興味は多様だから、その場には多様な力を持つ存在が必要です。
だからこそ私たちは、地域社会との連携によって、フリースクールのプログラムを作っていきたいと考えています。
社会がこどもの学びに参画することが、こどもの社会への参画につながるのです。
これが、私たちが「地域連携によるこどもの社会参画プロジェクト」を発足した理由です。
長々と書いてしまいましたが、具体的に動いていかないと目指すプロジェクトは実現化しませんね。
ということで、プロジェクトを進めていくための第一歩として、まずは1月10日に会津若松市内で行われる「十日市」に出店します!
画像は準備の様子です。こどもたちが看板を制作していますね。
また来週、実際の活動の様子をご報告させていただきますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。