地域連携によるこどもの社会参画プロジェクト

改めて紹介★寺子屋方丈舎のフリースクールトレーラー

2023年04月11日

寺子屋方丈舎の活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。
今回より活動報告を担当します“つーさん”です！よろしくお願いいたします。

これからは毎週火曜日を目途に、郡山事業の私と、会津事業のいっちーが交互に更新していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

記念すべき私の1回目は、改めて郡山事業について紹介します★
郡山事業もフリースクールは【フリースクールトレーラー】と言います。
2020年の5月12日から開館し、現在は18名のこどもが登録しております！
ちなみに、何故トレーラーかと言うと、上記の画像を見ての通り、トレーラーハウスを使っているからです♬
それだけでも珍しいのですが、レンタルオフィスやコワーキングスペースを兼ね備えた施設の敷地内にあり、仕事をする大人とこども達が空間を共にしております！
（珍しいからと、日経新聞に取り上げられたことも･･･）

＜普段はどんな活動をしているの？＞
トレーラーはこれといった時間割がありません。
その日、自分が何をしたいか考え、選択し、自分のペースで過ごします。
少し、活動例を挙げると、1人でプログラミングや動画作成、演奏などをする時もあれば、皆で料理をしたりゴミ拾いをしたりすることもあります★

全て参加する・しないは自分で決められます。

＜大切にしていること＞
こども・大人関係なく、提案はしても誰かに強制したり命令することをしません！
自分で判断する機会を大事にし、自分と異なる意思を尊重し受け止めることを大切にしております。

自分で判断する。自分で決めたことを挑戦する。挑戦した結果を振り返り、次に活かす。
この過程を時には一人で、時には誰かと対話しながら行い、繰り返すことで次へとつながります。

＜思い出のエピソード＞

最初は郡山市外から通うこどもが、親の送迎から、電車で通えるようになりました。それが1人、また1人と増え、今では郡山市内から通うこどもも自転車や公共交通機関を使って自分の足で通うこどもが全体の約8割です。

交通機関を使用することで経済的負担は生じますが、保護者も送迎の時間が空いたことで時間的余裕ができ、再就職など親ではなく1人の人間として生活できる機会が増えました。

こども達は、日々経験を積み重ね、トラブルなどあった際にどうすべきかシミュレーションができます。

それもこれも、他者との交流やフリースクールでの活動から、自立へとつながったからだと思います。

＜最後に一言＞

学校に行かないことに対して、地域から厳しい声を頂戴することもあります。
不登校経験のない私にとって、学校教育だからこそ学ぶこともあるのは分かっております。

ただ、学校に行く・行かない関係なく、自分で考え、選択し、行動することが生きていく上で必要なことであり、学び方も選択して良いと考えます。

トレーラーは開所して約3年ではありますが、フリースクールを卒業し就職したこども、進学したこども、学校に戻ったこども、色々な理由で巣立っていったこども達がいます。彼らは、学校に行かない時期もありましたが、心のエネルギーを溜め、自分で考える力を身につけたからこそ、次の一歩につながったと感じております。

フリースクールに対して色々な意見があるとは思いますが、選んだこども達にとって大切な場所ですので、応援のほどよろしくお願いいたします。

支援者 1人