ソーシャルバンク・コミュニティ(SBC)呼びかけ人の木村真樹(
合同会社めぐる)です。42日間のクラウドファンディングによる発起人募集も今日で折り返し、21日目を迎えました。
SBCの発足を後押しする「応援団」の21人目は、
全国労働金庫協会の菅谷宏行さんです。菅谷さんは以前、すべての公職を辞任して収入がゼロになった時、個人的にカンパまでして支えていただいた恩人です。以下の熱いメッセージにもなんとかお応えできるよう、これからも試行錯誤していこうと思いを新たにしました。
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~危機の時代への挑戦~
私がまだ子どもだった頃、明日は今日より良くなると無邪気に思っていました。
たしかに皆が貧しかったような状況や大気・河川の汚染といったものは国内ではだいぶましな状況になったようです。
一方で、少し目を凝らすと子供の貧困や地域の疲弊といった話も頻繁にあります。
奢侈と飽食が繰り返されているかと思えば、すぐ隣では人間をすり潰すかのような労働を強いられていたり、今日の食事にも事欠くような風景があります。
また、世界を見渡せば化石燃料をがぶ飲みしたツケとしての気候変動や戦乱の恐怖が眼前にあります。
こうした危機の時代にあって、大きな構想を確立することに加え、日々の暮らしに近いところで社会課題に取り組むことも同じくらい価値のあることなのではないでしょうか。
”自分たちでできることは自分たちで”、”子どもたちの明日に大人たちが責任を持つ”、”納得できる仕事が無ければ自ら作り出す”、こうした”今よりもう少しましな世の中を作りたい”という地に足がついた取り組みがあちこちで動き始めています。
金融を通じて社会的事業を支えるというSBC構想の心意気に私は賛同します。
菅谷宏行(一般社団法人全国労働金庫協会 常務理事)