こんにちは、ヒトノネ代表の篠田です。
夏休みが明け、9月に入ると「来年の進路をどうしよう」「支援級と普通級、どちらがこの子に合っているのだろう」と、そわそわ動き出す時期になります。
この大きな選択を前に、悩まない保護者の方はいません。今回は、私自身の葛藤や、日々の活動の中で行き着いた「進路選択で本当に大切にしたいこと」をぎゅっとまとめてお届けします。
将来の不安よりも、今の「安心のベース」を
「早く集団生活に慣れさせた方がいいのでは」と、つい数年先の高校や社会人のことまで心配になってしまいますよね。
そんなとき、児童精神科の先生からいただいた言葉が、今も私の心の軸になっています。
「子どもの時代は、何より安心できるベース(自己肯定感)を大切にした方がいい。そこで自信をつけることが先決です」
実際に、支援級に通う私の息子は「クラスが8人しかいないから、いいクラスなんだ」と安心感を口にしています。まずは「自分が自分でいられる安心な場所」でエネルギーをためることが、何よりの土台になります。
親の期待を手放す「修行」
親はどうしても「もっと頑張ればできる」「過酷な環境を乗り越えて成長してほしい」と期待しがちです。
でも、子どもには子ども自身の望む生き方があります。わが家でも、挑戦が好きな私に対して、息子は「無難に、穏やかに過ごしたい」タイプ。真逆なのです。
私の母からは「親の思い通りになんて絶対にならないから、願うな」とよく言われます(笑)。 子どもであっても「他人は他人」。親の価値観を押し付けず、その子が元気でいられる選択を応援する。これは私たち大人にとっても、一生続く大切な「修行」なのかもしれません。
人生を切り拓く、本人の「決めた感」
進路に「100点満点の正解」はありません。どちらを選んでも、大変なこともあれば、良いこともあります。
だからこそ最後に重要になるのが、本人の「決めた感(納得感)」です。
大人がすべて決めてしまうと、うまくいかないときに「親のせいに」なってしまいます。 子どもの理解度に合わせて大人が選択肢を整理してあげつつも、最後は本人が「自分で選んだぞ」と納得して決める。この小さな「決めた感」の積み重ねこそが、その後の困難を自分の力で乗り越えていく人生の責任感と強さを育てます。
悩んだときは、ぜひ一人で抱え込まずに、ヒトノネにも気軽に相談してくださいね。
▼このお話を詳しく語ったラジオはこちらからお聴きいただけます
【ヒトノネラジオVol.53】支援級?普通級?悩んだときに大切にしたいこと