こんにちは、ヒトノネ代表の篠田です。
「歯磨きした?」「準備した?」……
毎朝・毎夕、同じことを何度も繰り返し言ってしまう。子育ての中で、そんな“毎日のアナウンス”に疲れ果ててしまうことはありませんか?
今回は、我が家での失敗と試行錯誤から学んだ、親子のストレスを減らす「環境の構造化」と、子どもの成長を実感できる「記録の力」についてお話しします。
毎日の「放送」を一言にする「見える化」
我が家の息子は、見通しを持って準備したり、頭の中でタスクを処理したりするのが少し苦手なタイプです。そのため、朝や帰宅後にやるべきことに追われ、私もつい「歯磨きは?」「あれはやったの?」と毎日同じ指示を“ラジオ放送”のように連呼していました 。
そこで導入したのが、ホワイトボードを使った「見える化(構造化)」です。
朝と夕方にやるべきタスクをホワイトボードに書き出す
完了したらマグネットを裏返すルールにする
たったこれだけで、毎朝の連呼が不要になり、私の役割は「ホワイトボード見てね」の一言で済むようになりました。
言葉で繰り返し注意するよりも、視覚的にわかりやすく整えてあげること。それだけで、親の喉も気持ちもぐっとラクになり、子ども自身もスムーズに動けるようになるのだと痛感しました。
「自分はバカなんだ」から「クラスのムードメーカー」へ
日々の生活に追われていると、どうしても「まだこれができていない」「また忘れ物をした」と、できていない部分ばかりに目が向かいがちです。
そんなとき、昔作った「個別支援計画」の記録を見返す機会がありました。 そこには、以前普通級で悩んでいた頃の息子の姿が書かれていました。当時は「どうせ自分はバカだから怒られるんだ」「先生も僕が嫌いなんだ」と泣いていたのです。
しかし、現在の息子は違います。新学期を前にして、照れることなくこう言いました。
「自分はクラスのムードメーカーだから、休んだらみんなが寂しがると思う!」
昔の記録があったからこそ、「こんなに自分に対する捉え方が変わり、自信を持てるようになったんだ」と、その大きな変化と成長を客観的に実感することができました。
「感情」と「事実」を切り離す工夫
親はどうしても我が子に対して「怒り」や「焦り」といった感情が混ざってしまい、冷静に事実を見を見るのが難しくなります。
だからこそ、タスクを視覚化する「構造化」や、日々の様子を書き留めておく「記録」が助けになります。 記録に残しておくことで、感情と事実を切り離し、「1年前と比べてこんなにできるようになっている」という確かな歩みに気づくことができます。
子どもたちが安心して自分らしく育っていけるよう、これからも大人側が工夫できる環境づくりや見守りを大切にしていきたいと思います。
▼このお話を詳しく語ったラジオはこちらからお聴きいただけます
【ヒトノネラジオVol.54】毎日「歯磨きしたの?」と子どもにガミガミ言っちゃう親が考えるといいこと
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