こんにちは。
ヒトノネ代表の篠田です。
現在、岐阜県の「高校教育改革(ネクストハイスクール構想)」に向けた検討会議に参加させていただいており、
教育委員会や学校関係者だけでなく、産業界の代表やPTA、民間教育団体などが集まり、「これからの時代、子どもたちにどんな教育が必要か」を熱く議論しています。
先日の会議の中で、特に印象深かった3つのポイントをお伝えします。
AI時代だからこそ、企業が求めるのは「人間性」
企業の方々が口を揃えておっしゃっていたのが、「スキルやAIの扱いは入社後に企業で育てられる。高校時代に育ててほしいのは『人格』や『人間としての基礎』だ」ということでした。
AIが高度な計算や情報処理を肩代わりしてくれる時代だからこそ、「誰が何に困っているか」「なぜその課題に取り組むのか」を感じ取る思考力や優しさなど、AIを扱う人の根っこの部分(人間力)が問われています。
文系・理系といった表面的な分け方ではなく、人間としての土台を育むことこそが、これからの教育の本質だと改めて実感しました。
「大学に行かないと不利」?大人の意識のアップデートが必要
「高卒よりも大卒のほうが安心」というイメージを持っている保護者の方は少なくありません。しかし、実際の社会や企業側の意識は大きく変わりつつあります。
例えば、ものづくりの現場や技術職では、高校卒業後に企業で学びながら技術と経験を積み重ねた人材が、定年後も長く重宝されるケースが少なくありません。
子どもの進路決定には、約50%もの割合で保護者の意見が影響を与えると言われています。
だからこそ、「〇〇に行かないと困るかも」という大人の一方的な不安で子どもの選択肢を狭めるのではなく、大人側の意識をアップデートしていくことが大切だと感じています。
一人ひとりに寄り添い、選べる高校へ
今回の改革モデル校の一つ「華陽フロンティア高校」では、個別支援やカウンセリングなど、子ども一人ひとりに寄り添う「伴走体制」の構築が進められています。
これまでは「偏差値」で学校を選ぶのが当たり前でしたが、これからは「自分に合った学び方や環境」で学校を選べる時代になりつつあります。
ヒトノネに関わる子どもたちにとっても、自分らしく歩んでいける選択肢が増えていくのは大きな希望です。
地域や企業、そして家庭が手を取り合い、子どもたちが自分らしい未来を選べる環境をこれからも一緒につくっていきたいと思います。
▼このお話を詳しく語ったラジオはこちらからお聴きいただけます
【ヒトノネラジオVol.59】高校で何を学び、その先の人生は!高校教育改革