教育PROの9月号は、「不登校問題の現状と課題」が特集で、原稿のご依頼をいただきました。
不登校児童生徒が、30万人となりましたね…
コクレオの森は、不登校支援をしている団体ではないのですが、オルタナティブスクールの立場から、今の不登校問題に思うことを書かせていただきました。
何を書いたらいいのか悩みながらも、それなら、
☑多様な学び=不登校支援 ではない
☑就学義務ではなく、教育への権利が保障される必要がある
ことを書こうと思い、以下の原稿を書きました。
よろしければ、ぜひ、お読みください
「普通教育とは何か ~一条校に行かないという選択~」です。
詳細は、
こちら。
(本文より抜粋)
「一条校に行けない」ということは、集団での学びに合わせることができない、学校教育からドロップアウトすることを指すのではなく、学校教育のあり方そのものが、子どもたちに答えのある問いの正解だけを求め続け、それ以外の学びや子どもたちの個性を許容できない非寛容な設計になっている表れである。
その上で、「一条校に行かない」という選択は、価値観の偏りや自分勝手な行動ではなく、社会の変化とともに価値観が多様に変化し、何が正解なのかだれにもわからない中で、自分を見つめ、いろんな人と対話を積み重ねながら、答えのない問いに対してより善い解だと思うことを選び続けられる力を育める学びを受けたいという保護者と子どもたちの姿である。
これら2つの現象は、もはや学校教育だけでは、人々が望む教育機会の確保ができないことを表している。