みんなで創るミライの学校応援オンラインプロジェクト第3弾。
昨年3月末で、公立学校を退職に、コクレオの森のスタッフになってくれたゆたかさんとふみさんが、なぜそういう選択をしたのか、選択をしてみてどうだったのかというお話をしてくれました。動画は、
こちら。
終了後の質問コーナーの動画は、
こちらです。
ファシリテーターは、現在も公立小学校の先生でもありながら、息子さんを箕面こどもの森学園に通学させ、コクレオの森の一員として一緒に活動してくれているのぶさん。
ゆたかさんとふみさんが、コクレオの森に来たきっかけは、公立小学校の勤務で「モヤモヤ」していたこと。大人側が決めることが多く、子どもたちに指示をしたり、与えるだけになっている状況に違和感をおぼえていたと言います。
そんなとき、ゆたかさんは前回のゲストで登壇いただいた苫野一徳さんの本をよんだりオンラインゼミに入ったこと、ふみさんは友だちにオルタナティブスクールの関係者がいたことなどから、オルタナティブスクールの存在を知り、箕面こどもの森学園にたどりつき、Manabeeプログラムという講座に参加してくれたことが、スタッフとなったきっかけとなりました。
※そのManabeeは、絶賛参加者募集中です!!https://cokreono-mori.com/event/2022-0514.html
コクレオの森が運営する箕面こどもの森学園に来て、お二人が驚かれたことは、「子どもたちが自分の意思をもっていて、嫌なことは、大人の顔色を伺うこともなく嫌だということ」「自分の好きなことが、はっきりしている子が多いこと」「スタッフ間で対話する時間が多いこと」などだったそうです。
自分の気持ちや意思が伝えられるということは、自分軸をもっているということでもあります。
外側のものさし(スケール)に合わせるのではなく、自分の内側から聞こえる心の声に素直になること。
これまで、箕面こどもの森学園では、自分の一番大切なものは、7番目の方角(自分の中)にあると伝えてきました。子どもたちには、自分の7番目の方角に何があるのか、自分の中に潜っていくような学びをしてほしいと伝えています。
コクレオの森にやってきた大人の方にも、外側のものさしに合わせるのではなく、自分の内側から聞こえる声を大切にして、一人の人として、目の前の一人ひとりの子どもたちに向き合ってもらいたいと思っています。
お二人への質問に、こんな質問がありました。
「箕面こどもの森学園みたいな教育はいいと思うけど、社会がそんな風になっていないから、卒業したら、周りに合わせにくい人になっていくんじゃないでしょうか?」
それに対してのゆたかさんの答えが、とても心に沁みました。
「そうかもしれません。でも、学校って、社会に順応するためのものではなく、私たちの社会をよりよいものにしていくものだと思うんです。もちろん、オルタナティブスクールは、そこを目指しているわけですが、実は、本当は、公立学校だって、そのために存在していて、そこを目指してと思うんです。」
私たちは、公教育にはどこかその部分をあきらめていたところがあったけど、実は、ゆたかさんの言う通りで、どの学校であっても、すべての学校は、望む社会を創っていくためにあるんだと思いました。 藤田 美保