ソーシャルバンク・コミュニティ（SBC／※）呼びかけ人の木村真樹（合同会社めぐる）です。

内閣府が3年に一度実施している「NPO法人に関する実態調査」が、先月28日に公表されました。
https://www.npo-homepage.go.jp/toukei/npojittai-chousa/2023npojittai-chousa

本プロジェクトページでもご紹介した「資金の借り入れ」については、今回も「個人」が1位でしたが、前回より「個人」と「政府系金融機関」と「銀行」の差が少し縮まったようです。

ただ、事業の規模としても、金融機関の理念としても、地域のソーシャルビジネス事業者と相性がよいのは、「信用金庫」「信用組合」「労働金庫」などの協同組織金融機関だと思っています。

今月下旬に予定しているドイツ・オランダへの訪問調査では、日本の協同組織金融機関がソーシャルビジネス支援を「組織的」「継続的」に実践する上で「足りないこと」を把握したいと思います。

以下、SBC発足プロジェクトの2024年3月マンスリーレポートをご紹介します。


※「ソーシャルバンク・コミュニティ（SBC）」とは

地域金融機関における「組織的（本部・営業店の役職員一人ひとりが）」「継続的（異動や世代交代があっても実践し続ける）」ソーシャルビジネス支援の定着に向けたプラットフォーム。ドイツ・オランダの教育研究機関「Institute for Social Banking」をモデルに、2024年夏の発足をめざす。SBC発足を呼びかける「呼びかけ人」は次の4名。
・榊田隆之（コミュニティ・バンク京信 理事長）
・髙橋一朗（西武信用金庫 理事長）
・鵜尾雅隆（認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 代表理事）
・木村真樹（合同会社めぐる 代表）


●１：今月の動き

先月のレポートにも記載した通り、ドイツ・オランダへの訪問調査に参加する6名が決定し、メーリングリストを立ち上げて、訪問先や現地の情報共有や相談等を行っています。

3月15日にはソーシャルバンクに関する「勉強会」等を、JPBVソーシャルビジネス支援分科会と共催しました。当日のレポートはこちらをご覧ください。

参加者全員の初顔合わせとなった4月2日の「訪問調査参加者限定オンライン勉強会（SBC発足準備会・第1回）」では、各訪問先の情報収集だけでなく、お互いが知り合う時間も設けました。


●２：ドイツ・オランダ訪問調査参加者

2024年4月下旬に予定しているドイツ・オランダ（Institute for Social Banking／トリオドス銀行／GLS銀行）訪問調査に参加するメンバーは以下の通りです。

・青江晋芳さん（玉島信用金庫 経営企画部 経営企画課 課長・総務部 戦略的法務室 室長）
・加古和貴さん（西武信用金庫 地域協創部 地域協創担当）
・久保匠さん（ソーシャルセクターパートナー・すくらむ 代表／NPO法人北海道NPOバンク 事業執行理事／認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 法人連携推進パートナー）
・古里圭史さん（株式会社リトルパーク 代表取締役／慶應大学 特任准教授）
・脇敬允さん（コミュニティ・バンク京信 ネクストコミュニティ共創部 課長）
・木村真樹


●３：今後の「ソーシャルビジネス×地域金融機関」に関する取り組み

木村が参画する、SBCのテーマでもある「ソーシャルビジネス×地域金融機関」に関する今後の取り組みを以下にまとめました。お申込＆ご紹介をよろしくお願いします！

◆4月12日(金) 応募〆切：JPBVソーシャルビジネス支援プログラム「WILL」2024＠オンライン
⇒今回募集している「トレーニー」の対象はJPBV会員（個人・法人）です。非会員の方も申込〆切までに入会すれば参加可能です。
https://jpbv-social.theblog.me/posts/51768538

◆5月22日(水) 19:30-21:30＠オンライン：組織課題解決ワークショップ＠オンライン・第21回（5月16日(木) 18:00申込〆切）
⇒本ワークショップのこれまでの開催レポート等はこちらをご覧ください。今回のゲストは西武信用金庫の融資先です。
https://deco-boco.jp/projects/view/61